面倒見の良さは大学選びの重要なポイント
面倒見の良さは大学選びの重要なポイント
今春の入試では難関大の志願者が減少し、中堅以下の大学が中心に志願者が伸びた。不況の影響もあって、受験生に安全志向が広がったためだ。入りやすい、通いやすい大学が人気になったと見られる。
大学全入時代がが間近に迫り、入りやすさを第一に考えると、志望校の対象となる大学が増える。そこで参考になるのが、教育現場のエキスパートの声だ。
大学通信は今年も、全国の進学校約2000高校の進路指導教諭にアンケート調査を実施。603校から回答があった。その中に「面倒見が良い大学はどこか」という質問項目を設けた。
その回答のなかでもっとも多くの教諭が選んだのが金沢工業大だった。6年連続でのトップだ。大学入学後に、高校の課程や大学の基礎科目などのリメディアル教育を行うなどの支援は多くの大学で行われているが、その草分けだ。「学生支援力が高い大学」でも1位だった。この他にも「就職に力を入れている大学」「入学後、生徒を伸ばしてくれる大学」などでもトップ10に入るなど高評価だ。
また、「面倒見が良い大学」の上位には小規模な大学も目立った。一人ひとりに目が届くことが高い評価につながったと見られる。4位に武蔵大、5位に国際教養大、11位に国際基督教大などが入っている。
武蔵大学は少人数教育に定評があり、「ゼミの武蔵」と言われる。「小規模だが評価できる大学」でも4位に入るなど評価が高い。
国際教養大と国際基督教大は、語学教育に特徴がある大学として知られ、「国際化教育に力を入れている大学」でもそれぞれ1位と2位だった。
このように、大学にはそれぞれ個性がある。偏差値輪切りではなく、得意分野を生かす志望校選びが求められているのではないだろうか。
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